staff日誌

熊本県八代市にある「やつしろハーモニーホール」の管理・運営しているスタッフが、日々の業務を綴った日記です。
記憶のリバテープ
ハーモニーホールを会場に講座が30くらい行われているのですが、月2回、火曜日夜に講座が行われるマナコフラワーデザインさんは、その時活けたお花を事務所に飾ってくださいます。
今週活けられている花の中に蒲(がま)がありました。

蒲を実際に見ることは多くありません。
と言うより、ほとんど見たことがないような気がします。
けれども、蒲を見ると、少し心が安らぎます。
因幡の白兎の伝説を思い出すからです。

この日本神話を読んだ時、勿論私は子供で、鮫に酷い目にあわされた(自業自得気味な部分はありますが)兎が、大国主の助言で蒲の穂の黄色い粉に包まれて治療している場面は、癒すという行為の中でとても優しくあたたかなものに思えました。

そんな思い出があるお蔭で、今でも、蒲を見ると黄色い粉に包まれた兎のあたたかなイメージが蘇り、梅雨の、天気のはっきりしない日々の中でも、少し気分が軽くなります。

本当に気なんて持ちようで、でも、その持ちようを左右するのが、幸せな思い出だったり、記憶だったりするんですよね。

昨日は日本フィルハーモニー弦楽四重奏&クラリネットのコンサートがありました。
廊下に出た時に、リハーサルの音色を聞きました。
ハーモニーホールで奏でられる音楽が、少しずつ、誰かの幸せな記憶の一部にとけていけばいいと思います。
そのためにやれることがあるんだなあ、と仕事を目の前に思います。
| harmony | 事務所日記 | 13:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
ハートに火をつけて!
昼下がり、雲がはびこり、何時の間にか外は暗い。
漠然と、何となく、光に乏しい。
ホールの静けさと相俟って、(おかしいわ、今日はピアノの発表会があったのに。さっきまであんなに子供がいたのに)、形なく影のように寂寥感が迫る。
寂しさという風に、明確に定義できる感覚だろうか。
何となく不安で、何となく息苦しい。
「おんかつ」のための後援依頼の書類を書く。
趣旨・内容で何度も筆が止まる。
ああ、パソコンで下書きしてから記入しよう。
顔を上げると、自動ドアの向うに茫漠とした空。
こんな時、急に不安になる。確かに一歩踏み出そうとしているのに、どうしたんだろう、この正体のない、影のような不安は。

病は気から、とは言ったものです。
まだ雨も降ってないのに、6月って参っちゃうなあ。
| harmony | 忙中閑有り | 16:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
おんかつの日々7
仰天 −久々に特大フォントの驚き−


高橋和歌さんの


ブログに


やつしろハーモニーホールの


話題が


載っています!



館員一同、出てくる言葉は「すごい!」の一言。
八代に行けることを楽しみに…というお言葉には、もう、まいってしまいました。顔真っ赤。ときめき
嬉しくて、思わず浮き足立ちそうになり、いやいや高橋さんに一歩近づいたこの瞬間こそ、褌を締め直さなければ、と心臓をばくばくさせているスタッフです。
八代の地に、笑顔で立っていただくために、一つ一つしっかり固めていかなければ。
| harmony | おんかつの日々 | 15:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
おんかつの日々6
日々是音活 −毎日の仕事の中で考えるおんかつ徒然−


現在、アクティビティ先を探している最中です。館長が教育関係に顔の利く方なので、市内の学校に声をかけてもらっています。

過去の報告を読んだりして、時折恐怖に近い焦燥感に襲われたりしているのですが、今回、来ていただくアーティストの高橋和歌さんのブログを読んだり、また全体研修の資料を読み返したりしていると、考えたり、思い出したり、ごく純粋に個人の感覚として面白かったりするので、そんなことも。

わかさまにっき。
高橋和歌さんのブログです。更新が楽しみです。
こちらを拝読していると、高橋さんは姿勢の綺麗な方だなあ、と思います。
文章から感じられる、演奏すること、音楽に向かい合うこと、多分、自分の外界に対する姿勢が。
それは多分、自分の内側の姿勢が綺麗だということで、それは高橋さんのヴァイオリンに対する情熱もそうだし、もう一つ、この方を律している感覚に、囲碁の世界があることが、素敵だなあと思います。
スタッフSは川端康成の「名人」を読んで、辛うじて本因坊の単語を知っている程度。
フレッシュCちゃんは、漫画の「ヒカルの碁」を読んでいたらしいので、彼女の方が詳しいかもしれません。
囲碁そのもののルールや、遊び方は知らないけれども、そこに凛としてある芸術性というか、志向の高さは、確かに姿勢として憧れるものがあります。
影響されて、スタッフSも「ヒカルの碁」を読んでしまいました。ルールが分からないのに読めてしまう…。面白かったです。
ついでに「名人」も読み返してみました。話は脱線しますが、川端康成の本を一冊選ぶとしたら、私はこの本かもしれません。文章が他の作品に比べて、一際しんと冷えている感じが好きです。もともと観戦記事だからでしょうね。
ついでのついでに第2位は「山の音」。初期作品なら「抒情歌」という短編が面白いです。

あの日の仲間は…。
全体研修で、館の悩みや、今後の事業の夢を語った人たちはどうしているだろう、と思い、それぞれのホールの公式サイトにお邪魔してみたり。
地域創造のホームページには、他のホールさんがどの日程で、どんなアーティストを呼ばれるのかが見れます。
プレゼンの日に、一緒に帰りながら話をした長野県川上村の川上村文化センター。第一希望どおり、ピアノの今野尚美さんに決定したよう。担当者さんは企画プレゼン発表でも、一生懸命語っていらっしゃった。
お互い、成功に導きたいものです。頑張りましょう!
| harmony | おんかつの日々 | 15:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
ハモったり、フェスったり
毎月第一土曜日のロビーコンサートで演奏をしてくださる、ドリームtheおーるはーとのHさんは、打合せなどで、よくハーモニーホールに来てくれます。
そのHさんから情報をいただいたので、掲載。

八代の夏と言えば「くま川祭り」ですが、その中で、八代近辺の若いアーティストさんや、趣味サークルさんの発表の場である、ハーモニーフェスタというイベントが行われます。
今年、このハーモニーフェスタに公式ホームページが出来たとのことで、皆さんにお知らせします。

八代ハーモニーフェスタ/さわやかヤングステージ公式ホームページ

うわっ、うちのホームページよりオシャレだったりして…!
参加応募〆切は7月3日だそうです。
右上に本番までの日がカウントダウンされているのですが、それを見たHさんは「もう50日しかないのか…」と呟いていました。
〆切はダッシュで来ますよ、Hさん!
| harmony | イベント日記 | 15:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
雨が降る前に出かけたい
休館日になると雨が降り、館の開く日はからりと晴れる。
ホールに来るお客様の立場に立って考えると、外出の際に晴れている方が都合が良い訳で、この状態も悪くはないなあ、と思いつつ、何故か釈然としないものも感じます悲しい

これから梅雨がやってきますが、市内の畑などを見ると、ちょうど麦が刈り入れの頃ですね。
麦秋という言葉を知ったのは小学生の頃でした。
美しい言葉は忘れないものです。

こんな日に外へ出かけると楽しいだろうなあ、と会場の窓から外を見下ろして思います。
| harmony | 忙中閑有り | 17:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
おんかつの日々5
眩暈 −人は未知のものを恐れると言う−


休館日と休みが連続してしまい、久しぶりに出勤した今日は早出で。一番乗りで館の開錠をしつつ、PCを起動させメールチェックしたら共催の地域創造さんからメールが来ていて、前回の記事の最後で予告した「心強い味方」というのが今日の話です。

全てをぶっちゃけると、やつしろハーモニーホールは開館より7年間、一度も自主事業をしたことがなかった!のだ。これはちょっと特殊らしいですが、そういう経験の浅いホールが行う今回のコンサート&アクティビティの手助けをしてくださるのが、コーディネーターさんと、アシスタントコーディネーターさんのお二人。
で、今朝、休みの日の分のメールチェックをしていたら、コーディネーターさんが決定しましたという通知が来ていて、この事業が本流に足を踏み入れたのだという実感が全身を襲い、眩暈に似たものを感じています。
いや今回だけではなく、地域創造さんから「おんかつ」決定の通知が来た時、東京での全体研修の時、アーティストの高橋和歌さんの出演交渉をマネジメントの方と行った時、どれもが同じような眩暈に襲われ、見たことのない現実は恐怖に似ているなあ、とお腹を痛くしながら、でも未知の事態たって新型インフルエンザみたいに命を脅かす訳じゃなくて、前に進むための新しい景色な訳だから、コーディネーターさんたちも、未知の風景の中を歩いていて脱線しないように助けてくれる訳だから、怖がるというのは違うな、うん、違う、と言い聞かせつつ洗面所の鏡を見る。
笑うと免疫力が上がるんだって。作り笑いでもいいんだって。で、笑わないと人って疲れるんだってさ。
鏡を見る。もうすぐ館が開く。そしたら会議室ご利用のお客様の対応をして、デスクにつく。コーディネーターさんに電話をする。胸の中で繰り返して、洗面所を出る。

やつしろハーモニーホールの担当コーディネーターさんは、地域創造のTさん。
アシスタントコーディネーターさんは、近県にお勤めのMさん。

Tさんにお電話がつながった。「よろしくお願いします」ばかりを連発する挨拶になってしまったけれども、Tさんの声を聞く前と後では、驚くほど気の重さが変わってしまった。勇気が出た。
| harmony | おんかつの日々 | 14:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
おんかつの日々4
事態の進捗 −タイムリミットは意外と早かった−


音沙汰が久しくなかったですが、事態は動いております。
「公共ホール音楽活性化事業」こと「おんかつ」です。

これまでのあらすじ。
やつしろハーモニーホールは(財)地域創造と共催の「おんかつ」に応募し、プロのアーティストを呼んでのクラシックコンサートを開くこととなりました。

で、音沙汰のない間に進んだ事柄をご報告〜。

進捗1:アーティストが決定

やつしろハーモニーホールに来てくれるアーティストさんは、ヴァイオリニストの高橋和歌さんです!
公式ホームページがあります。ここをクリック(ブログが楽しみです)
4月のプレゼンテーションの後「もう一度、この人の演奏を聴きたい!」と思った方です。
一緒にピアノ伴奏の寺本沙綾香さんも来てくださいます。
さて、ヴァイオリンの高橋さん&ピアノの寺本さんが来てくださって、何が起きるかと言うと……

進捗2:催事日程が決定

コンサートは12月19日(土曜日)!
そしてアクティビティ(コミュニティ・プログラム)が12月17日と18日に行われます。
……アクティビティって何ぞや?
実は、行われるのはやつしろハーモニーホールでのコンサートだけではありません。
ここが、この事業の凄いところですが、現時点で小学校4校にミニコンサートでお邪魔したいと思っています。
これがアクティビティです。
今は協力いただける学校や人を探しているところなのですが、基本的には17日と18日の午前・午後にそれぞれ1校ずつ訪問することになります。
では次でアクティビティのことを、ちょっとご紹介……

進捗3:アクティビティ

学校訪問コンサートと言うと体育館に集められて、夏は暑い中、冬は寒い中、全校生徒じっとして聴かなければならない、というイメージですが、おんかつのアクティビティは違います。
この事業ではアーティストと聴く人の距離をとても大事にしています。
それは物理的な距離も、心の距離も。
本物の音楽を、アーティストの心と一緒に、直に、言葉の交わせる距離で届け、聴く人と交流をするのが、アクティビティの目的です。
その為には体育館では広すぎるし、全校生徒全員とお話する時間はとてもない!
アクティビティの時間は1時間程度。
どうしても、対象は1クラス40人程度に限られてしまいます。
でも、その代わり、その一人一人と触れ合うことが出来ます。
お話ししたり、楽器に触れたり、一緒に歌ったり、朗読とコラボしてみたり(!?)
そして、アクティビティを経験してくれた40人の人たちは本物の感動を胸に宿した感動の伝え手になります。
100%の感動を伝えてくれる人を少しずつ増やしていくことは、この事業だけでなく、アーティストさんや、全国の公共ホールの役割でもあるのです。

…と言う訳で、おんかつアクティビティに参加してくださる学校を募集中です。
12月17日と18日、もしかして学期末で忙しいかもしれませんが、いただいた時間は必ず感動でお返しします!

進捗4:ポスターの準備とか

アーティストさんの所属するマネジメントさんから写真やプロフィールが送られてきました。
ポスターやちらしの材料です。
あとは時間帯とアクティビティ先が決まって、後援団体さんをお願いして、材料が全部そろったらポスター製作だ!
いや、基本デザイン考えてないとなあ…。


そして6月には心強い味方が……。続きは次回で。
| harmony | おんかつの日々 | 16:25 | comments(0) | trackbacks(0) |
自動ドアの向こうを風が颯颯と
明日から八代亜紀絵画展が始まります。ということは、スリーデーマーチも開催、ということで。

絵画の準備後、お花を活けるために華道の方がいらっしゃいました。
お花を搬入するためにドアを開けたら、吹き抜けた風のなんと心地よいこと。
ああ、外はいいなあ。
GWに遊びに出かけたいという思いは特にありませんでしたが(ハーモニーホールは普通に仕事でした)、しかしよく晴れた風の気持ちいい日は、どこかに出かけたくなるものです。

スリーデーマーチで歩かれる方々には、暑いくらいの気候かもしれませんね
| harmony | イベント日記 | 17:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
4月の終わり、GWの始まり
ご無沙汰しておりました。
おんかつは昨日、企画案の提出を終え、まず第一段階の最初の一歩というところです。
私がそっちにかかりきりになっている間、ほとんどブログ更新がなかったため、フレッシュCちゃんが助けてくれました。

4日後はフリーマーケットです!

皆さん、遊びに来てください。
GWだからって、別に混んでるところに出かけなくても、市内にも遊ぶところはありますよ〜。
ちなみに3日がフリーマーケットなら、4日は八代高校の吹奏楽部&合唱部の合同定期演奏会が開催されます。こちらも入場無料。
今年のGWはハーモニーホールへどうぞ。
さて、4月ももう終わりということは、様々なコンサートが終わってしまったということです。
村山卓洋さんの里帰りコンサートも。
共催事業のチェンバロ&フルートコンサートも。
半年前から楽しみにしていた百福合奏団さんの「はな・うた・そら」も。
ポスターを一枚一枚はがしながら、少し寂しい気もします。
でも、また来年、来て頂けたらいいな!
そんな思いで、アーティストの皆さんをお待ちしています。

ちなみにホームページでは、終わった催しのポスター画像などはおろしてしまっていたのですが、今回の華やかさを見ていると、なくなるのは寂しくなってきたので、やつしろハーモニーホール過去のコンサート一覧みたいなものを作ろうかな、と思ったりします。
すぐには出来ないでしょうが、皆さんの思い出の一部をちょっとずつ残していけたらと考えます。
| harmony | イベント日記 | 16:36 | comments(0) | trackbacks(0) |


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